コロナウイルスや世界紛争勃発などの影響により、ここ数年で一気に物価高が進んできました。
電気業界においても電材が高騰し、経営を圧迫する会社がほとんどであったように思います。
一方、業績好調な大手企業は軒並み賃上げを敢行し、新卒者の初任給も30万円を超えるところもあるようです。
一般的な調査では、「景気の良さを感じられない」という感想が届いており、生活に必要な食事代も家計を圧迫していると聞きます。
そんな中、電気工事店である我々も…..
・電気工事価格の低下
→同業者の値引き、元請けによる工事価格の値引き
・従業員の高齢化&確保
→IT企業・ものづくりメーカーの台頭により就職先候補
に入ってこない
・工事の高度化に対する対応
→進んだ電化製品・工法への対応が難しい
———– 等、問題は山積みです。
各々の問題に対し、取るべき行動は違ってきますが、今後大きく舵を取るべき行動としては、
①「地域密着」と「地域まるごと定額」いうコンセプトのお店作り
②従来の委託工事以外の“もう1つの柱”となる事業を展開する
の2点が考えられます。それぞれ見ていきましょう
①「地域密着」というコンセプトのお店作り
日本は現在、少子高齢化が進んでいます。これを逆に利用し、高齢化が進む地域で「地域のインフラ」としてのニーズをキャッチし、形にしていくのです。
高齢化する世の中に加え、あまりよくない表現ですが、過疎に向かう地域にとっては、何か突発的なアクシデントに見舞われた際、直ぐに来て貰えないリスクもあります。
それに故に相談できる街の電気屋さんの存在は必要だと思うのです。そこで今後は地域単位としてまとめてメンテナンスしてくれる特約、例えば、岩屋1丁目の自治体とサブスク電気工事契約を締結するとか・・・。今のように個々の住宅を管理するだけでなく、もっと大枠で考え、地域全体に安心を提供できるようにできれば、と思っています。
②従来の工事以外の“もう1つの柱(第二本業)”となる事業を展開する為に2年前から公共事業にも参入しています。
今までお仕事をいただいたいる取引先を大事にしながらも新たに公共事業へ着手する事で、より信頼と実績を積み上げ、地元へ還元できるよう努めています。これまで数件落札できましたが、今後もっともっと取り込んでいきたいと思っています。
あとは、新規で個人顧客の獲得にも注力しているところです。SEO/MEO対策を講じつつ、HPやSNSからの情報発信による/広告・宣伝を引き続き行って参ります。
いずれにしましても地元愛を忘れず、比較的距離のある地域との連携も図り、公共事業と個人のお客様の獲得を目指し、発展し続ける会社として継続していきたいと思っています。