エアコンの水漏れ、その原因と対策

2025年08月27日
 夏場や梅雨時に多いエアコンのトラブルのひとつが「水漏れ」です。
 お盆明けからも数件お客様から「水漏れしてるんやけど、見に来て欲しい。」との連絡を受け、現地へ直行している状況にあります。
 水漏れは放っておくと家具や床を傷めるだけでなく、カビや異臭の原因にもなります。
 そこで今回は、エアコンの水漏れが起こる主な原因と、ご家庭でできる対策についてご紹介します。
  1. 排水(ドレン)ホースの詰まり
    エアコンで発生した水分は「ドレンホース」と呼ばれる細い管を通って外へ排出されます。ここにホコリやゴミ、虫などが入り込むと水の流れがせき止められ、室内機から水があふれてしまいます。
  2. フィルターや内部の汚れ
    フィルターが目詰まりすると内部に結露が多く発生し、水漏れのリスクが高まります。また、内部にカビや汚れが溜まっている場合も、正常に排水できず漏れの原因になります。
  3. 設置の傾きや施工不良
    室内機が水平に設置されていない場合、排水が一方向に流れずに逆流して水漏れを起こすことがあります。
  4. 結露の発生
    部屋の湿度が高い場合や、設定温度が低すぎる場合には、エアコン内部だけでなく本体の外側にも結露ができ、水滴が垂れることがあります。


  • フィルター清掃
    2週間に1度を目安にフィルターを掃除することで、余分な結露や排水不良を防げます。
  • ドレンホースの点検
    外に伸びているホースの先端をチェックして、ゴミや虫の詰まりがないか確認しましょう。詰まっていれば市販のポンプで吸引するのも効果的です。
  • 設置環境を見直す
    エアコン本体の傾きや周辺環境が気になる場合は、専門業者に点検を依頼することをおすすめします。
  • 温度設定の工夫
    冷房の設定温度を下げすぎると結露が増え、水漏れを招きやすくなります。室温を適正に保つことで予防になります。

 ご家庭でできる掃除や点検で改善しない場合は、内部の洗浄や配管の確認が必要なケースもあります。その際は無理に分解せず、専門業者にご相談ください。小さな水漏れでも放置すると本体の故障につながり、修理費用がかさむこともあります。早めの点検・対応が安心につながります。

 私たちのような街の電気工事店では、エアコンの取り付けや修理だけでなく、「ちょっと気になる水漏れ」や「原因が分からない異音」など、小さなお困りごとにも対応しています。気軽にご相談いただければ、点検から清掃、修理までしっかりサポートいたします。

 エアコンは夏も冬も欠かせない家電です。ぜひ日頃からのお手入れと早めの点検で、快適で安心な空間を守ってください。