全国大会を終え・・・

2024年12月04日

 先日報告したとおり、【 第5回 電気工事技能競技全国大会 】へ弊社代表の金光が、兵庫代表として出場しました。

 結果として入賞には至りませんでしたが、事前に発表されている課題(作業内容)については、毎年更新されており、その時代に適したものである事に気付かされます。

 例えば、部品や配線に関しても・・・

 一見ありきたりの部品に見えますが、それぞれ最新の物となっており、それゆえに最新の技術をもって取り付ける必要があります。
 また与えられた課題においては、災害時を見据えA電源→B電源へと電力供給できる配線構造であったり、完成時には紙媒体である「完了報告書」に加え、作業中に写真を撮影した静止画データを電子メールにて送信する等、アナログとデジタルを併せ持った物になっています。

 またアナログの象徴とも言える”指差呼称によるKY(危険予知)活動”は、ヒューマンエラーを防ぐ方法として今でも有効であるとされており、実際に作業中に行わなければ減点対象となります。配線経路においても今やレーザー光線を利用して位置決めする事も多いのですが、大会では敢えて昔ながらの”墨出し”作業を採用する事で技術継承の1つに繋がるよう組み入れている意図を感じました。

 このように細部に渡って熟考された課題に向き合い、スピードと品質を保ち、決められた時間内に完成させる職人はまさに【職人芸/職人技】と言えると思うのです。
 その全国大会に出場した代表の挑戦心を誇りに思いつつも更なる向上心をもって電気工事に勤しみたいと思っています。

 今後とも「光電気工業」をよろしくお願いいたします。