分電盤のある場所(要確認!)

2024年09月12日
我が家の分電盤って、どこにあるのか、ご存じですか?

 もしものときに備えて、あなたの家の分電盤の場所を家族みんなで確認しておきましょう。

 お盆前に”南海トラフ地震”に関する情報が国内全域に発せられ、一瞬にしてスーパーの棚から「お水がなくなった(売り切れた)」のも記憶に新しいところ。
 前にもブログで触れましたが、地震発生時の火災の多くは電気が原因です。
 事実、阪神・淡路大震災や東日本大震災の火災原因の半数以上が「電気関係」でした。脅かすつもりは毛頭ありませんが、いつ起きてもおかしくない大型地震においても電気火災のリスクが懸念されています。

 全てがこの通りではありませんが、[以下、電気屋としての考察なので、予めご承知おきください。]もし大きな揺れが収まり、身体と心、建物に被害がない場合、ほんの少し考えられる余裕と行動力があれば、(料理をしている最中など)火元の確認を行ってください。そして、可能であれば【分電盤】の元スイッチを切って(下に降ろす)、避難してください。

 これにより、電気火災はかなり防ぐことができるはずです。ご自身の財産はもとより、近隣にも被害が及ばない。火災の一番の怖いところは延焼すること。風向きや立地条件にも関係しますが、1件の出火によって多くの代償を払うことにも繋がります。だからこそその根源を絶ちたい!

 じゃあ、その為にも【分電盤の位置を知っておく】必要があるかと思いますが、皆さんはご自宅、職場において、その位置関係はご存じでしょうか??

 設置場所は本当に様々なんです。
 玄関先、シューズラック、リビング、キッチン、トイレ、脱衣所など、ハウスメーカーによっても設置する場所が違います。また注文住宅やオシャレな方でも、分電盤の位置までこだわってお家を設計される方は、ほとんどいないと思われます。

 ですので、まずはご自身が主に生活されている(滞在時間が多い)建物内の『どこに分電盤があるか』を、今から確認しておいてください。災害が起こった時、冷静に判断できない状況に陥る可能性もあるため、”場所を知っておくだけ”でも大きな違いを生み出せると考えます。
 付け加えて言うのであれば、分電盤の位置が判明したら、一度蓋を開けて中を見ていただきたいです。どんなスイッチがあるか、どんな機能を果たしているのか、を。

詳しくは、次回へ続く・・・。