万が一の時、分電盤のどこを触ればイイの?
前回、火災を発生させない1つ手段として、避難前に分電盤(ブレーカー)のスイッチを落とす(切る/下す)ことをお伝えしました。
設置場所はお家・職場において、それぞれなので今一度ご自身の目と足でお確めください。頻繁に触ったり開けたりする物ではないため、大半は高い所に設置されていることが多く、脚立が必要になってくるかと思われます。
まず分電盤を発見できたら(蓋がある場合は)蓋を開け、複数並んだスイッチが見受けられるはずです。年代やメーカー、種類によっても多少違いはありますが、標準的な構成は以下のイラストの通りになります。
前述したように避難する際には【メインブレーカー】と呼ばれる一番大きなスイッチを下げることで、家全体の電気が遮断されます。
これにより、通電火災=「停電から電気が復旧することによって発生する火災」はかなり軽減されるはずですので、もし避難前に少し余裕があるようでしたら、分電盤のメインブレーカーを落としてから外出してください。
メインブレーカーの他にある「漏電ブレーカー」や「安全ブレーカー」の話は、また別の機会にするとして、災害が起こらないことが一番良い訳なのですが、今日本においては、地震・津波・台風・ゲリラ豪雨/雷雨+酷暑など、他国と比較して天災が多い地域とされているため、少なくとも心の準備(知識として持っておく)だけでも常にしておきたいものです。