今回は、撮影された動画データを記録・保存する機器類について説明していきたいと思います。
記録媒体として手軽なカード系から大容量のクラウド系(契約しているサーバーへの保管※容量によって無料の会社もアリ)と多岐に渡り、どれを選ぶかは使用用途にもよります。
クラウド系は外出先や遠距離であってもデータを確認する事ができ、またバックアップ体制も整っているので優位性があると言って良いでしょう。

導入コストで言えば、カード系は安価で、利便性の高いとされるクラウド系は長期スパンで考えると累積コストは高くなります。

24時間稼働タイプでは、データを常時録画しているため、保存できる容量にも限度があります。原則、どの媒体も都度古いデータの上から重ね書きされていきますので、その機器が持っている基本容量の大小によって録画時間(保存期間)も変わってきます。
もちろん「容量大=長時間録画」となる事や同じ録画時間であってもカラーとモノクロ、解像度の高い・低いによっても、使用容量の違いがあるので、用途によって選択も分かれるかと思います。

ビデオレコーダーは文字通り、記録媒体に[書き込む装置]の事。
同軸ケーブルにて接続する機種やLANケーブルを使用するタイプなどがあります。

録画したい物、タイミングによっても、設定や選択肢が変わってきます。

何度も繰り返してきましたが、目的や対象物によって、カメラの種類/性能、取付場所と数、供給電源、ケーブル、記録媒体、録画機器、設定も違ってくるため、何千通りの中から最適解を選ぶのは難しいかもしれません。予算の関係もありますし。

なので、次回は「より具体的にどうすれば良いか」を一緒に考える回にしたいと思いますので、引き続き「防犯カメラのすすめ」シリーズをご愛読くださいますようお願いいたします。