今回の内容は、とある家庭の話を拾い上げ、お伝えしたい
と思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
高校受験合格のご褒美は、かねてより約束していた
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの年間パス。
あのゲートをくぐる瞬間の高揚感。
ハリウッドの街並みを模したストリート。
BGMが流れ出した途端、日常がふわりと裏返る、あの感覚。
私は昔から、あの空気が好きなんです。
東京ディズニーランドとも違う、少し大人寄りで、少し無骨で、
だけど心をつかんで離さない独特の熱量。

実はその方には、USJにまつわる小さな挫折がありました。
それは、USJでアルバイトをすること。
元々エンターテインメントに興味があり、CMでも”世界一”を謳っていたあのパークで。
志望職種は、施設内の雰囲気を味わえる
<パークセキュリティー>
あの非日常空間を、裏方として支える一員になりたかったのです。
意気揚々と挑んだ面接。
ネットで対策を研究し、準備万端のもと、当日を迎える。
面接官とも沢山喋りもでき、感触も良好!
で、ですが….その結果は──不採用。
(採用になる場合は、面接直後に別室へ移動→契約へ)
ガーーーーーーン!
その方は、娘さんが小学生の頃から友達を連れて、毎年の
ように何度も何度もUSJへ行っていました。
そのたびに、全行程を組んでいたとか。
行きの電車は何号車に乗るべきか。
エスカレーターに一番近い扉はどこか。
乗り換え時に最短距離で移動できる車両は。
駅の改札やパークゲートはどちら側がスムーズに進めるか。
往路から既に分刻みの行動…。
毎回、パーク内の行動として、A案からD案まで、四通りの
プランをご用意。
同行する友達それぞれに「最優先で乗りたいものは?」と事前
ヒアリングを怠らない。
混雑予想、食事のタイミングと店選び、シングルライダー
ならびに公式アプリの活用法、トイレの場所と大きさ、娘たち
へも役割を与えるなど、細部に至るまで設定済み。
しかし今回は違っていたようです。
年パスを手にした娘は、友達と二人きりで行くというのです。
中学生二人旅。
「大丈夫?」と聞けば、
「大丈夫やって!」と軽やかな返事。
ああ、心配だ。
ああ、口を出したい。
ああ、子離れせねば・・・。
本音を言えば、効率よく回る術を伝授したい。
今回は、ドンキーコングエリアを初めて回るんやろ?
だから、あーして、こーして、その間にそーして、すっと入る。
そもそもさ、180分も待ってどうするん!
並びに来たんか?そうやないやろ?遊びに来たんやろ?
あー、アタシにプランを考えさせてぇ~

それは決して支配欲ではありません。
根底にあるのは「より楽しんでもらいたい」という気持ち、のみ。
楽しい時間を最大化するために、その方は全力で最適解を計算
しているのです。
もしかすると、あの面接で落ちたことが、今もどこかで
くすぶっているのかもしれません。
セキュリティーとしてパークを守ることは叶わなかった。
ならばせめて、家族のUSJ体験を完璧に守り抜こう、と。
けれど、その方は、気づきました。
守るとは、囲い込むことではない。
一歩引いて見守ることもまた、立派なセキュリティーなのだと。
娘はもう、自分のルートを描き始めています。
多少遠回りしても、少し並びすぎても、予約券を取り忘れても、
それは彼女たちの物語。
失敗も含めて、きっと忘れられない一日になるでしょう。
USJは、夢と興奮と少しの混沌が同居する場所。
再出発の挫折と、今も続く憧れの象徴。
娘にとっては、友達と羽ばたくための滑走路。
人生のテーマパークは、案外すぐそばにあります。
親はいつまでもガイドをしたくなる。
でも本当の役目は、地図を渡し、あとは自由に歩かせること。
今年の春、私はようやく理解し始めました。
<子離れ>とは、寂しさではなく、”信頼の別名”なのだと。

それでもやっぱり、言わせてください。
コインロッカーを使うので、小銭は常に持っときや。
パワーアップバンドとモバイルバッテリーは必携やで。
昼ごはんは格安に済ませるため、園外のサ〇ゼリアで。
(再入場を出来るのが、年パスの最大の利点!)
もしもの天変地異に備え、集合場所は決めとくんやで。
……と。
他愛のない話にお付き合いくださり、
誠にありがとうございました。
光電気工業は、皆さんの電気アドバイザーでも
ありますので、お困り事がありましたら
是非とも私たちを頼ってくださいね!